こんにちわ、沖縄本島も本格的に冬の季節になりアウターが手放せない日が続いております。
とは言っても雪は降らないし吐く息も白くならないし、山は緑が生い茂っております( ◠‿◠ )
さて今回は2021年7月26日、奄美大島・徳之島・沖縄島やんばる・西表島が新たに世界自然遺産に登録されましたね^_^
これで沖縄の自然や生物が守られて、しかも沢山の観光客が来てくれる!とっても嬉しいことです(*´∀`)♪
と、言いたいのは勿論ですが手放しで喜べない事もあるのです。
世界遺産登録になった事で起こるいろいろのひとつを載せたいと思います。
ここ沖縄本島のやんばるの森を含めた九州以南の南西諸島は、亜熱帯林、渓流、マングローブ林、干潟、サンゴ礁など多種多様な自然が互いにつながりを持つ、世界的にも貴重な生物多様性が残された地域になっております。
この地域には、日本全体の陸生脊椎動物約1,300種のうち約6割が生息。
今回、世界自然遺産の登録地となった4島だけでも、IUCNのレッドリストに掲載されている絶滅危機種が95種、日本の環境省のレッドリストの掲載種が540種以上、生息・生育しています。
そんな多種多様な生物を守りたいと沢山の方々が何月をかけた多大なる努力の成果があって今回の世界自然遺産登録となったわけで
がしかし、登録するだけで、この世界的に貴重な自然や生物多様性の価値が今後も守られ続けるわけではないと言うことです。
そこで、自然を保全し、将来世代に継承していくためには、登録後もさらなる取り組みが求められる、次の「4つの課題」があると提示されており(それ以外にも大小沢山の問題がでてくると思います)
先ずはその4つの課題ですが
【課題1】 登録地周辺や水域における開発や利用の増加
【課題2】 希少野生生物の密猟・持ち出し・違法取引
【課題3】 外来種の固有種への影響
【課題4】 島内外での自然の価値の共有
となっております。
私もツアーガイドとしてリバートレッキングやカヤックなどでやんばるの川や森に入っておりますが、昆虫やエビ、トカゲなどを採りに来るのを前より見かけると言った話しを聞くことが増えました。
それだけではなく、コロナ禍と言うのとキャンプブームも拍車をかけ小規模キャンプ場も増えて来ました。
そんな事もあって沢山の人がやんばるの川や森へ遊びに来る、それはとってもいい事だと思うのですが問題になるのはまずゴミ問題、ホント増えました
後、沢山の人が遊びに来る=駐車問題ですねこれも酷いですね。
道幅は狭く、車のすれ違いも気を使う道にずらーっと並ぶ車、農家の方達が畑に入らなくなり困ってる声も沢山、集落の付近に駐車したり大声で騒いだりと
こういった小さいけどとても身近な問題が今後ますます増えてくることが予想されるわけです。
私達ツアーガイドは、沖縄の人達はもちろん旅行に来てこの楽しくて魅力あるやんばるの森へご案内出来る様に、こういった小さいけど身近な問題とどう向き合い対応していくかを課題としております。
次回はやんばるの森に生息する生き物についてお話ししたいと思います。
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